白内障手術について
痛みはありますか?
この手術はほとんど痛みを感じることがありません。麻酔は目薬で行い、麻酔が効いている間や手術中もほとんど痛みはありません。ただし、痛みの感じ方は人それぞれ異なります。痛みを感じやすい方や手術中に不快感がある場合は、手術開始前または途中で麻酔を追加し、痛みを和らげるように配慮いたします。
手術時間はどのくらいかかりますか?
白内障手術の所要時間は約10分ですが、白内障の進行状況によっては、より時間がかかることもあります。その中で私たちが最も重視しているのは「丁寧な手術」です。患者さまお一人おひとりの目に最適な手術方法を、省略せずにしっかりと施術することが、術後の視力の質向上につながると考えています。
白内障手術後、いつから見えるようになりますか?
ほとんどの方が、翌日には視力が回復します。しかし、白内障の進行が強い場合や手術に時間がかかる場合、術後に炎症が生じて角膜に一時的なしわが寄ることがあります。このようなケースでは、はっきりと見えるようになるまで数日から1-2週間ほどかかることがあります。
多焦点眼内レンズを使用した場合、メガネが必要なくなるのは本当でしょうか?
全くメガネが必要なくなることはありません。ただ、単焦点眼内レンズに比べて、ピントの合う範囲が広いため、メガネの使用頻度を減らすことは可能です。
誰でも多焦点眼内レンズを入れることは可能ですか?
強い乱視や緑内障による視野障害、黄斑変性症などの眼底疾患がある場合、手術を行えないことがあります。そのため、十分な適応検査を行った上で慎重に判断する必要があります。多焦点眼内レンズを希望される方は、医師にご相談ください。